バルセロナは現地時間1月30日、Bチーム所属のMFフェルミン・ロペス(20歳)のトップチーム昇格を発表した。
16年7月にベティスのユースからバルサの下部組織へ移籍したフェルミンは昨シーズン、レンタル先の3部リナレスで台頭。10番を背負うと、リーグ戦37試合に出場して12得点の活躍を見せた。
そして一躍脚光を浴びたのが、今シーズンのプレシーズンマッチだ。アメリカツアーのレアル・マドリー戦に出場すると、1ゴール・1アシストと大暴れし、開幕からのトップチーム入りを掴んだのだ。
フェルミンは主にインサイドハーフを主戦場とし、確かなボールスキルとシュートセンスで好機を演出。ここまで公式戦22試合に出場し、3ゴール・1アシストをマークするなど、16歳のラミネ・ヤマルとともにバルサの大きなサプライズとなっている。
これまで32番を背負ってプレーしてきたラ・マシア出身の俊英は、今回のトップチーム昇格により、セルヒオ・ブスケッツやペドリがつけた「16」のユニホームを着ることが決まった。
トップチーム昇格を掴んだフェルミンは「またひとつ、夢を叶えた。ビスカ・バルサ」と喜びを口にしている。
ラ・リーガでは首位争いから大きく後退し、シャビ監督の今シーズン限りでの退任も決まったバルサ。フェルミンは後半戦で躍動し、自身をトップチームへ引き上げた“恩師”の花道を飾ることができるだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部