ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、「デューン」3作目がシリーズ最後の作品となると宣言した。フランク・ハーバートの小説をもとにした2021年作『DUNE/デューン砂の惑星』に続き、2作目『デューン 砂の惑星PART2』が3月15日に公開予定のヴィルヌーヴ監督は、3作目の『デューン・メサイア』（原作の邦題『デューン 砂漠の救世主』）の製作が決まれば、原作はまだ4巻残っているものの、それがシリーズ最後の作品となるとしている。
同監督はタイム誌に「『デューン・メサイア』が、私にとって最後のデューン映画になります」と語った。シリーズ終了後は、ステイシー・シフの『クレオパトラ』やアーサー・C・クラークの『宇宙のランデヴー』の映画化作品に着手する予定だという。
一方で、「デューン」2作に出演したゼンデイヤは、3作目に意欲的だ。映画チケット販売サイト、ファンダンゴのインタビューで、第3弾が実現した場合、チャニ役を続投したいかと質問され、「ドゥニに呼ばれた時は、いつでもイエスよ。すくなくともね。どうなるのかワクワクしているわ。『砂漠の救世主』を読み始めた時、『まだ1作目の撮影をしているのに。最初のをもう一度確認させて』ってなったの。扱うことはとても多いけど、彼（ヴィルヌーヴ）以上にケアと愛情をもって扱える人はいないと思う」と答えた。
『デューン 砂の砂漠PART2』には、ゼンデイヤの他、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、オースティン・バトラー、ジョシュ・ブローリン、レベッカ・ファーガソンらが出演している。
ヴィルヌーヴ監督は以前、ハーバートの同小説シリーズ2作目『デューン 砂漠の救世主』に基づいた第3弾を作ることに関し、「もし私が3部作を作ることに成功したら、それは夢の実現ですよ」とエンパイア誌に語っていた。
