「いぶよへスカッシュ」兵庫・加古川舞台に1分ドラマ2本 ユーチューブ再生560万回超「ぜひご覧を」

加古川市のみとろフルーツパークで「いぶよへスカッシュ」が撮影したショートドラマの一場面

 人気ユーチューバー「いぶよへスカッシュ」が、兵庫県加古川市上荘町見土呂の「みとろフルーツパーク(FP)」で撮影した1分のショートドラマ2作品を、ユーチューブと動画投稿アプリTikTok(ティックトック)で公開し、注目を集めている。昨年10月にリニューアルした施設内のレストランや植物ショップを舞台に、独自の世界観を展開している。(斉藤正志)

 いぶよへスカッシュは、「劇団スカッシュ」と「伊吹とよへ」の2組によるグループ。不思議な設定のショートドラマを作り、若者を中心に支持されている。

 ユーチューブのチャンネル登録者数は35万人超、ティックトックのフォロワー(登録者)数は12万人超に上る。ユーチューブとティックトックの総再生回数は累計約2億5千万回になるという。

 「忘れられない1日。」は、浮気を疑った男性が交際相手の女性とけんかし、女性の指示で、車を運転して加古川市に向かう。奇妙な男も後をつけてきて、みとろFPで予想外のことを告げられる。

 「インパクト。」は、男性がみとろFPで観葉植物として売られようとしていることを、後輩に泣きながら電話で伝え、最後は意外な展開を迎える。

 いずれも昨年12月下旬の公開で、ユーチューブでは2作品で計560万回以上、再生されている。

 同市は、自治体の広報活動を支援する「共同ピーアール」(東京)と、2021~23年度に事業費3千万円で契約しており、今回は同社を通じて動画制作を依頼。いぶよへスカッシュによる自治体との取り組みは初めてという。22年度には劇団スカッシュが、同市内をビンゴゲーム形式で巡る動画を公開している。

 いぶよへスカッシュの大塚祐也さんは「豊かな自然に囲まれたみとろフルーツパークを舞台にしたショートドラマ2作品。ぜひご覧ください」とコメントしている。

© 株式会社神戸新聞社