アニメ映画『クラメルカガリ』『クラユカバ』主題歌アーティストにオーイシマサヨシら 追加キャストに大塚剛央ら

映画『クラメルカガリ』『クラユカバ』主題歌アーティスト(C)塚原重義/クラガリ映畫協會

4月12日同時公開となる塚原重義監督のアニメ映画『クラメルカガリ』と『クラユカバ』の主題歌が、それぞれはオーイシマサヨシ「僕らの箱庭」 、チャラン・ポ・ランタン「内緒の唄」に決まった。さらに『クラメルカガリ』の追加キャストとして、榊原優希大塚剛央細谷佳正森なな子悠木碧の出演が発表された。

2023年ファンタジア国際映画祭長編アニメーション部門の観客賞・金賞を受賞した塚原重義が原作・脚本・監督を務める長編アニメーション映画『クラユカバ』。構想から10年、国際的な映画祭で高い評価を集め、堂々の日本凱旋劇場公開が決定した。また今回新たに、シナリオ原案に成田良悟を迎えた長編アニメーション映画最新作『クラメルカガリ』が発表され2作品同時公開される。

クラメルカガリ』の主題歌に決まった「僕らの箱庭」は、オーイシマサヨシが書き下ろした新曲。2月7日発売されるオーイシの2ndアルバム「ユニバース」に収録される。オーイシは「細部にまで丁寧に作り込まれたクラメルカガリの世界観を少しでも彩れるようにと、主題歌を落とし込んだつもりです!」とコメント。

クラユカバ』の主題歌に決まった「内緒の唄」は、チャラン・ポ・ランタンが書き下ろした新曲。チャラン・ポ・ランタンは「クラユカバを拝見させていただいた瞬間に楽曲が一瞬で溢れ出てきてそのままを記録致しました。10年の長いクラガリに潜んでいたこの物語に、我々の轍を残すことができて光栄です」としている。

クラメルカガリ』の追加キャストとして、主人公カガリと同じく“地図屋”を生業とする少年ユウヤを榊原優希。貸本屋を営む傍ら、情報屋を商う青年・伊勢屋を大塚剛央。舞台となる炭鉱町・箱庭の狛犬優良商店會の顔役兼用心棒・栄和島を細谷佳正。事件を追う特機関の調査員シイナを森なな子。あめ細工売りの形をしているが、実際はシイナが懇意にしている情報屋・飴屋を悠木碧が演じる。

アニメ映画『クラメルカガリ』『クラユカバ』は、4月12日より全国公開。

※塚原重義監督の「塚」は旧字体が正式表記。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■オーイシマサヨシ

塚原監督の長編アニメ映画「クラメルカガリ」に『僕らの箱庭』という楽曲を書き下ろさせていただきました! 細部にまで丁寧に作り込まれたクラメルカガリの世界観を少しでも彩れるようにと、主題歌を落とし込んだつもりです! 気に入っていただけると嬉しいのですが、なにせその穴はとても入り組んでいて深いもので...(笑)。一度入ったら抜けられないほど何度も何度も観たくなる本当におもしろい作品なので、是非みなさんにもオススメしたいです!

■チャラン・ポ・ランタン

クラユカバを拝見させていただいた瞬間に楽曲が一瞬で溢れ出てきてそのままを記録致しました。

10年の長いクラガリに潜んでいたこの物語に、我々の轍を残すことができて光栄です。

■ユウヤ役:榊原優希

皆様こんにちは! ユウヤくん役の榊原優希です。

この度は素敵な子を演じる機会をいただけて、大変嬉しく思っております。

彼のことをネタバレになることは避けつつなんとか一言で表すならば、

僕は「大人になりたい少年」かと思っています。

そしてそれは同時に彼の魅力を表す言葉でもある様に思います。

彼の見つめる先には何があるのか、ぜひぜひ注目していただきたいです。

皆様に彼のことをたくさん知っていただけますように。

■伊勢屋役:大塚剛央

この不思議で作り込まれた世界観の中において、さらに掴(つか)みどころのない人物である伊勢屋の声を担当させていただきました。

オーディションの時から惹(ひ)かれ、もっと深く知りたいと気になっていたところ、参加させていただけることになり、とても嬉しく思っております。

是非沢山の方に、この町と人が紡ぐ物語を見届けていただきたいです。

どうぞよろしくお願い致します!

■栄和島役:細谷佳正

何だかオイシイ役を頂き、お披露目される日を楽しみに待っています(笑)

お楽しみに!

■シイナ役:森なな子

シイナ役としてこの作品に参加させて頂けることを大変嬉しく思っております。

塚原監督の描く幻想的で、どこか懐かしいような、それでいてスチームパンク全開な世界に、どっぷり迷い込んで、巻き込まれて、存分に奔走したいと思っております!

どうぞお楽しみにしていてください。

■飴屋役:悠木碧

異質なのにどこか懐かしい独特な世界観が最高です!

どのキャラクターも大変個性的かつ魅力的なのですが、中でも特に愉快で表情豊かな飴屋ちゃんを演じることができて、とても幸せでした。

この作品絶対全国のオタクの好きな要素が詰まってる~と思いながら役者としても1オタクとして楽しませて頂いたのですが、そうでない人にもきっと好きになってもらえると思います。

たくさんの人に見て頂ければ幸いです!

■プロデューサー・飯田和孝

正しいことが正義なのか、間違ったことが悪なのか、そんなことを思ったときに、ふと考えることがあります。「自分の大切な人が危篤状態になって、車で向かっているときに、スピード違反で警察に捕まってしまう。そのとき自分は、警察を振り切ってでも大切な人のところに急ぐのか、警察は死を前に泣き叫んでいる僕を見たらどう思うのか、その取り締まりが万が一、度を過ぎたものだとしたら・・・」いつも結論には達しないのですが、一つだけ確かなことは、自分が動く「理由」や判断の「物差し」は、自分にとって大事なモノや大切な人が大きく関わっているということです。おそらく誰しもが同じではないでしょうか? このドラマの主人公は、ヒーローとは到底言い難いアンチヒーローな弁護士です。所詮人間が作り上げた「法律」というルールを、彼がどう使い、どう利用していくのか。どんなアンチなエンターテインメントになっているのか、是非楽しみにしていただけたらうれしいです。そして、見てくださる方が、少しでも自分にとって大切な何かを思うきっかけになってくれたらと願っています。

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