「人が死んでんだよ!?」を鼻で笑う母親が怖すぎる“不穏と絶望”が滲む食卓シーン解禁!狂気のスリラー映画『みなに幸あれ』本編映像

© 2023「みなに幸あれ」製作委員会

「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の初大賞受賞作品『みなに幸あれ』が現在、全国順次公開中。このたび、話の噛み合わない家族の不穏なやり取りが際立つ本編シーンが解禁された。

Jホラーの重鎮×新鋭監督! 古川琴音はホラー初主演

日本ホラー映画界の重鎮・清水崇が総合プロデュースを手掛ける本作は、若手俳優の中でも確かな演技力で評価の高い古川琴音がホラー初主演。監督の下津優太にとっても商業映画デビュー作であり、早くも世界各国の映画祭で称賛を浴びている。

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という人類の宿痾と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れる本作。とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていき……。

主人公は「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…。」という得体の知れない恐怖と対峙していくことになる。

一番信頼できるはずの“家族”が主人公を絶望のどん底へ突き落とす

このたび解禁となった本編シーン映像は、食卓を囲む家族の中、主人公・“孫”(古川琴音)だけが取り乱した様子で「絶対におかしいって!」「目を覚ましてよ!」と必死に両親に何かを訴えかける姿が。父親はそれを面倒臭そうにあしらい、母親は「目を覚ますのはあなたの方よ」と我が子の言うことにまるで耳をかさず、穏やかに微笑む。

何事もなかったかのように何気ない会話を楽しみながら食事を始める家族。誰一人自分の話を聞いてくれない異様な状況を飲み込むことができない孫は、荷物をまとめ怒りをぶつける。「狂ってるよ! 人が死んでんだよ!?」と声を荒げる彼女を母親が鼻で笑った途端、突如、祖父が口から血を噴き出す。

衝撃的な光景を目の当たりにし声も出せず固まる孫をよそに、食事を続ける家族。「始まったのね」「まずいな、早く見つけないと」「お姉ちゃんがきっと治してくれるから」「あなたのせいでこうなったんだから早く次を見つけてきなさい」

――畳み掛けるように浴びせられる家族たちの言葉。彼らの言葉が意味するのは、恐ろしい“幸せの本質”だった……。

『みなに幸あれ』は全国公開中

© ディスカバリー・ジャパン株式会社