「悪くはないが…結果が全て」松山英樹は悔い残す36パット

悪くない感触も、スコアにつながらない(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 初日(1日)◇ペブルビーチGL(6972yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd/パー72)

前週「ファーマーズインシュランスオープン」からの流れをくんだショットも、なかなかスコアにつながらない。松山英樹は初出場の大会を3オーバー75位と出遅れた。

前週は47位で最終日を迎え、ショットを武器に「67」で回り13位で終えた。スパイグラスヒルGCの10番から出たこの日は2バーディ、5ボギー「75」。感触は決して悪くないはずなのに、結果に結びつかない。「そこまで悪く感じていない部分で、後半の途中からスコアを落としてしまった。何かしらの原因があると思う」と話した。

パーオン率は77.78%(14/18)で全体の11位。一方で、36パットは80位に沈んだ。最初のバーディを奪った11番(パー5)も、第2打を3m前後に乗せたイーグルチャンスだった。カップの右を抜けたファーストパットに首を傾げ、2パットのバーディ。12番(パー3)はバーディパットがわずかにショートして、苦い表情を浮かべた。

パッティングに苦戦した(撮影/田辺安啓(JJ))

「思ったよりも(グリーンが)速かったというのはある。そこに合わせられなかったのは残念」と、4ボギーをたたいた後半はよりグリーン上で苦戦した。4番(370yd)は1Wショットでグリーンを捉えたが、パターと迷って握ったウェッジの第2打が大きくショートして4パット。5番(パー3)はパーパットがカップをオーバーして3パットと、連続でスコアを落とした。

悪い流れがショットにも影響したのか、7番(パー5)は2打目が池につかまり、8番はティショットを右の斜面に落として連続ボギー。「(ショットは)極端に悪くなっていないと思うけど、結果が全て」と厳しい言葉で振り返った。

あすからはコースを変えて3日間をプレー(撮影/田辺安啓(JJ))

あすからの3日間は、2019年「全米オープン」でプレーしたペブルビーチGLを回る。「天気がどうなるか分からないですけど、伸ばして、いいプレーができるようにしたい」と切り替えた。(カリフォルニア州ペブルビーチ/谷口愛純)

ショットは前週に続き好調(撮影/田辺安啓(JJ))
試合では初のスパイグラスヒル(撮影/田辺安啓(JJ))
前半は2バーディを奪った(撮影/田辺安啓(JJ))

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