栃木県内のボランティア 被災地で寄り添う支援

 能登半島地震で被災した人の生活の再建に向けて、栃木県内から石川県の被災地に派遣され支援にあてっている人たちがいます。

 石川県金沢市から北東に100キロほどのところにある穴水町の下唐川地区は四方を山に囲まれた小さな集落で築50年を超える昔ながらのつくりの住宅が多く、住民は60歳以上の方が大半を占めています。

 ライフラインは、電気は通っているものの水道はいまだ復旧の見込みはたっていません。

 1月31日は、避難所となっている集会所で足湯のボランティアが行われました。この支援には栃木県のNPO法人「とちぎボランティアネットワーク」から派遣された人などが携わりました。ボランティアたちは、足湯につかってもらいながら手のマッサージをして被災した人の避難生活での困りごとや他愛のない話にも耳を傾けていました

 また、全国の自治体の職員は国からの要請を受けて石川県に派遣されています。栃木県は静岡県と奈良県とともに穴水町で支援活動を行っています。穴水中学校に設けられた避難所では、2月1日栃木県から派遣された那珂川町の職員が届いた食料を運び入れていました。

 発生から1カ月。被災地では多くの人の支援とともに小さな一歩を踏みだしているものの、復旧・復興にはまだまだ時間がかかりそうです。

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