NTT西日本の子会社から約900万件の個人情報が流出し、元派遣社員の男が不正競争防止法違反の疑いで逮捕された事件で、男が「金に困ってやった」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
不正競争防止法違反の疑いで逮捕された、兵庫県芦屋市の会社員・景山昌浩容疑者（63）はけさ岡山地検に身柄を送られました。
警察などによりますと、景山容疑者はNTT西日本の子会社「NTTビジネスソリューションズ」に派遣社員として勤務していた昨年1月、会社のサーバから個人情報のデータ3万2000件あまりをダウンロードするなどした上、名簿業者にメールで送信した疑いが持たれています。
また景山容疑者は、この子会社に勤務していた間に900万人以上の情報を不正に入手し複数の名簿業者に販売したとみられていて、警察の調べに対し「金に困ってやった」という趣旨の供述をしているということです。
警察は、景山容疑者が受け取った報酬は2000万円以上にのぼるとみて使い道などを詳しく調べています。
