米カリフォルニア州、大雨で道路冠水 今週末も豪雨予報

Steve Gorman Jorge Garcia

[ロサンゼルス 1日 ロイター] - 米カリフォルニア州南部が1日、大雨に見舞われ、冠水で通勤ラッシュ時に道路が通行できなくなるなどした。大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象によるもので、今週末には一段と激しい雨が予想されている。

ロサンゼルスの南に位置するロングビーチが大きな被害を受け、鉄道橋の下の幹線道路などが冠水して複数の車が屋根まで水に漬かった。

このほか各地で冠水や土石流、岩盤崩落により多くの道路が通行できない状態となった。

同州では3日夜から4日にかけて大気の川による一段と強い嵐が予想され、北部は強風、南部はさらに激しい豪雨が見込まれている。気象当局は雨が24─36時間以上降り続く可能性が高いとした。

米西海岸では1980年以降、大気の川による嵐が年平均10、11回発生しているが、科学者らは地球温暖化が現在のペースで続けば頻度や規模が拡大すると警告している。

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