野良出身の猫さん 今でも抱っこは大嫌いだけど…おなかモフモフの反応が意外すぎた

猫の飼育費用についてもご紹介【最新版】

今でも抱っこは大嫌い!そんな猫ちゃんが「おなかナデナデ」される様子がX(旧Twitter)で注目を集めています。

投稿したのは、Xユーザーの「@Neko2Obasan」さん。

当ポストには2024年1月23日時点で3600件を超えるいいねが集まり「チラチラカメラ目線がたまらな~い!」「おなかも許すほど安心……」といったコメントが寄せられるなど話題となっています。

また後半では、最新の猫の飼育費用事情についてもご紹介します。

※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

気持ち良さそうにナデナデされる猫ちゃん

「お腹なでなで大好き」というコメントとともに投稿されたのは、一本の動画でした。Xでたくさんの注目を浴びているのは、元野良猫のきなこくんです。

「お腹なでなで大好き」きなこくん。

きなこくんは2023年9月に保護された、野良猫出身の男の子。現在は先住猫のつくしくんと一緒に、お家での暮らしを満喫しています。

もっと撫でて~!

きなこくんは「抱っこ」が大の苦手なのだとか。そんな一面を持つ一方で「おなかナデナデ」は大好きだというきなこくん。動画には「存分にモフモフ」してもらうきなこくんの姿がありました……!

飼い主さんは、きなこくんのおなかのあちらこちらを優しく撫でています。時折カメラを見たり、クルッとお腹を出したりするきなこくん。その表情はとってもウットリした印象です。

「もっとなでてニャ~」とでも言いたげな愛らしい姿からは、幸せが溢れています…ね…!

飼い主さんも「不思議猫です(笑)」

おなかをナデナデされて喜ぶきなこくん。ほほえましい一コマは大勢の心を癒したようです。

ポストには「かわいいねぇ、カメラ目線がたまらない」「これはさりげなくお腹を吸うことも可能……!?」「寒い日にお部屋に居れて、幸せを感じているのでしょうね」といった感想が寄せられました。

投稿主さんも「抱っこは大嫌いですが、おなかナデナデは大好きな不思議猫です(笑)」といった返信をされるなど、ポストは賑わっています。

お腹なでなで大好き #猫 pic.twitter.com/RNGhL1JBte

— キジ白つくしちゃんときなこ🐾 (@Neko2Obasan) January 23, 2024

穏やかな性格で、普段からとっても優しいきなこくん

――出会いのエピソードを教えてください。

通行人に空き缶を投げられているのを目撃したのが最初の出会いで、数ヶ月後に家のベランダに先住猫を見に遊びに来るようになりました。

――名づけの理由は何ですか?

色味と口の周りにきなこがまぶされてるみたいなので名付けました。

――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?

おっとり穏やかな性格で、威嚇したり爪を出したりすることは一度もありません。野良猫時代から先住猫のつくしに会いに来ていて、大好きみたいでいつもくっつきたがります。

――自慢のポイントは何ですか?

おっとり、穏やかで優しい性格なところです。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。

猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇

ペットのおやつ代にかける費用は年々上昇しています。

それではここから、「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

  • 2018年:2412円
  • 2019年:3016円
  • 2020年:2918円
  • 2021年:3367円
  • 2022年:2392円
  • 2023年:3400円

猫の保険

  • 2018年:1729円
  • 2019年:2349円
  • 2020年:1758円
  • 2021年:2731円
  • 2022年:2069円
  • 2023年:1988円

市販の猫主食用キャットフード

  • 2018年:2599円
  • 2019年:2745円
  • 2020年:2673円
  • 2021年:2978円
  • 2022年:2877円
  • 2023年:2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

  • 2018年:1092円
  • 2019年:1303円
  • 2020年:1241円
  • 2021年:1346円
  • 2022年:1356円
  • 2023年:1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。

「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
  • 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
  • 3位 21.5%:別れがつらいから
  • 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
  • 5位 18.1%:十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
  • 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
  • 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
  • 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
  • 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。

様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

参考資料

  • @Neko2Obasan
  • 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」

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