ビリー・ジョエル、新曲「Turn the Lights Back On」のおかげで音楽の楽しさを再確認できたと語る

ザ・ピアノ・マンことビリー・ジョエルが約20年ぶりにリリースしたニュー・シングル「Turn the Lights Back On」を記念し、今週Audacy Check In(オーダシー・チェック・イン)の取材にジョエルとこの楽曲を共作したフレディ・ウェクスラーが応じ、作曲プロセスについて語った。

ジョエルはしばらくの間、音楽への情熱を失っていたことを明かした。「(昔は)楽しかった。音楽は楽しいものだ。ロックンロールは楽しかった」と彼は述べ、「楽しむことがすべてだったのに、僕はそれを失ってしまって、もう楽しくなかったから“明かりを消した”(turn the lights off)んだ」と続けている。

ジョエルは、ウェクスラーとの思いがけないつながりが、再びスタジオに戻ることを確信させたのだと付け加えた。彼は、「他の人たちが、スタジオに戻って新曲を作ったり、レコーディングをするように説得してきたが、僕はいつもそれに抵抗してきた。曲作りが苦痛になっていたからわざと避けてきた。僕には高いハードルがある。“そのハードルに届かなかったら、自分を責めるし、自分を殴るし、自分が嫌いになる”って自分に言い聞かせた。だからそんな気分に嫌気がさしてやめたんだ」と述べている。

ジョエルはウェクスラーの作品を聴いたとき、心に響いたという。「メロディー、コード、コード進行、拍子記号に至るまで、すぐに衝撃を受けたし、そうやって僕は音楽に共感する。この曲のある特別な歌詞は、自分も考えていたことで、この歌詞をそのまま僕が書いていたかもしれなかった。この言葉を噛みしめて考えてきたし、この言葉を以前口にしたこともある。すべてがうまく収まっていたので、それに逆らうことなんてできなかった」と彼は説明している。

ジョエルは、米東部時間2024年2月4日午後8時から米CBSで放送される【第66回グラミー賞】で「Turn the Lights Back On」を初めて生パフォーマンスする予定だ。

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