セカンドハウスを「誰でも持てる」社会へ。ライフル・ファイナンシャルが挑む、新しい「住まい」の形

空き家の増加が深刻化している現代、(株)LIFULL Financial(ライフルファイナンシャル)は「セカンドハウス体験」を通した新たな住まいの形の実現に挑んでいる。

事業を通して社会課題の解決に取り組む(株)LIFULL(ライフル)のグループ会社である同社は、コインチェック(株)の運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」にて、1日単位でセカンドハウスの保有体験と地域貢献ができる再生不動産NFT「LIFULL STAY MEMBERSHIP」の販売を、1月30日から開始した。

3軒に1軒が空き家に...。今後の鍵を握る「世帯当たり住宅数」

LIFULL STAY MEMBERSHIP

総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」によると、全国で空き家は約850万戸、空き家率は13.6%と過去最高の水準となり深刻化している。野村総合研究所の試算では、2038年には全国の住宅の3軒に1軒が空き家になるとも予測されているという。

人口が減少傾向にある日本では、1世帯が生活拠点、または定期的に利用する住宅の数(世帯当たり住宅数)をいかに増やしていくかが、空き家対策の鍵を握っている。

セカンドハウスを「誰でも持てる」社会へ

セカンドハウスや別荘と聞くと「限られた富裕層のもの」というイメージが先行するが、同メンバーシップでは、再生不動産を小口で購入可能な「別荘会員権」および「宿泊権NFT」として発行することで、より多くの人が複数の住宅を利用するライフスタイルを体験・実践できるという。

「LIFULL STAY MEMBERSHIP」の第1弾は、プライベートサウナを併設した栃木県那須郡那須町にある再生別荘物件。NFTを購入することで宿泊権が毎年付与され、優先予約も可能になる。

利用者に1日単位でセカンドハウス保有体験を提供し、地域貢献の機会を創出することで、セカンドハウスを「誰でも持てる」社会の実現に向けて歩みを進めている「LIFULL STAY MEMBERSHIP」。

今後、どのような地域のどのような物件に、別荘会員権および宿泊権NFTが発行されていくのかも注目だ。

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