「知らなかった、完全に自分のミス」 マキロイがドロップ場所を誤り2罰打

思わぬペナルティを受けたロリー・マキロイ(Christian Petersen/Getty Images)

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 初日(1日)◇ペブルビーチGL(6972yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd/パー72)

PGAツアーの今季初戦を迎えたロリー・マキロイ(北アイルランド)が、思わぬペナルティでスコアを落とした。スパイグラスヒルGCをプレーした初日、ボギーとしていた後半7番(パー5)で不適切なドロップをしたとして、スコアチェックの際に2罰打を宣告された。

「完全に自分のミス」と受け入れ、同ホールはトリプルボギー。5番(パー3)までで6つ伸ばすなど一時は首位に立ったが、6バーディ2ボギー1トリプルボギー「71」の1アンダー39位で初日を終えた。

マキロイは7番でティショットをブッシュに打ち込み、アンプレヤブルの処置をとってドロップしたが、その場所が違反とされた。後方線上の救済について、2023年のルール改訂では、ボールが落ちた地点を基点とし、その後方線上にドロップしなければならない。

改訂前の2019年規則では、基準線上に基点を決めて、そこから1クラブレングス以内のホールに近づかない救済エリアに球をドロップしていたため、マキロイは旧ルールに則って処置。後方線上の右側にドロップし、ゴルフ規則14.3b(球は正しい方法でドロップしなければならない)に違反したとして2罰打が科された。

「以前は左右どちらかのサイドのクラブレングス内にドロップできた。23年にまたルールが変わったことを知らず、19年のルールでドロップしたため、2ストロークペナルティを受けた」とマキロイ。スコアを落とした終盤を悔やんだが、「ゴルフ自体はいい状態で来れている」と、あすからの巻き返しを誓った。

<ゴルフ規則14.3b>
(3)球は救済エリア (または線上) にドロップしなければならない。
プレーヤーはその球をドロップするとき、その救済エリアの中または外に立つことができる。しかし、後方線上の救済(規則16.1c(2),規則17.1d(2),規則19.2b,規則19.3b参照)を受ける場合、球をその規則で認められている区域の後方線上にドロップしなければならない。そして、その球がドロップされた箇所に基づいて救済エリアが定められる。

(4)間違った方法で球をドロップした場合にすること。(※該当部を抜粋)
球を救済エリアの外からプレーした、またはドロップしなければならないのにプレースした後にプレーした場合(どこからプレーしたかにかかわらず)、プレーヤーは一般の罰を受ける。

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