OPECプラス、常に石油市場支える用意=ロシア副首相

[モスクワ 1日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は1日、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟産油国で構成する「OPECプラス」について、中東情勢やその他の要因で対処が必要な際には「いつ何時でも」石油市場を支える態勢が整っていると述べた。

OPECプラスの合同閣僚監視委員会(JMMC)後のテレビ放送で語った。会合では現行の生産方針を維持することを確認した。

関係者2人によると、現在実施している自主減産を延長するかどうかは3月の会合で決めるという。

OPECプラスは、1─3月期に日量計220万バレルの減産を実施することで合意している。

ノバク氏は中東情勢の緊迫化や紅海での商船攻撃について触れ、「市場のバランスを取ることを目指した協調行動を調整する決定がいつでもできるよう、現在の状況を注視し続けることは極めて大切だ」と語った。「現在、市場は中東情勢に大きく左右されている」と指摘したものの、全体的には世界の市場は安定しているとの見方を示した。

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