中国政策銀行向け融資、2カ月連続で増加 都市開発推進

[北京 1日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が1日に公表したデータによると、人民銀の担保付き補完貸出(PSL)による政策銀行への融資残高は1月に1500億元(210億ドル)増加した。都市開発推進の一環で、2カ月連続で増えた。

人民銀は、政策銀行である中国開発銀行、中国輸出入銀行、中国農業開発銀行が融資をどのように利用するかについては言及しなかった。

1月末時点の残高は3兆4022億元。昨年12月末は3兆2522億元だった。

南部広州市政府は、中国開発銀と中国農業開発銀が市内の未開発地区の整備に1426億元の融資枠を提供すると発表した。

中国国務院(内閣)は昨年7月、問題を抱える不動産セクターを支援し経済を活性化するため、大都市の未開発地区を整備する計画を示しした。

昨年12月の政策銀行へのPSL融資は3500億元だった。月間ベースで2022年終盤以降初めて増加し、不動産セクターへの支援拡大期待が高まった。

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