カージナルスがブルペン補強 右腕ミドルトンと契約合意との報道

今オフのカージナルスは先発投手の補強を最優先課題とし、ソニー・グレイ、カイル・ギブソン、ランス・リンを獲得。ジョン・モゼリアック編成本部長が掲げていた「先発投手を3人獲得する」という目標を達成した。一方、ブルペンはレイズとのトレードでアンドリュー・キトレッジを獲得したのが目立つ程度だったが、2月に入り、さらなる補強を実現させたようだ。米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者は、カージナルスがヤンキースからFAとなっていたキーナン・ミドルトンと契約合意に達したことを報じている。

現在30歳のミドルトンは2017年にエンゼルスでメジャーデビューし、いきなり64試合に登板。その後、なかなかメジャーに定着できない時期が続いたが、昨季はホワイトソックスとヤンキースで合計51試合に登板して2勝2敗2セーブ、5ホールド、防御率3.38をマークした。特に8月のヤンキース移籍後は12試合で防御率1.88と好投。シーズン終了後にFAとなり、ヤンキースが再契約を検討していることが報じられていた。

カージナルスのブルペンは、昨季の登板数トップ5のうち、ドリュー・バーヘイゲン、クリス・ストラットン、ジョーダン・ヒックスの3人がすでにチームを去っており、クローザーのライアン・ヘルズリーとセットアッパーのジオバニー・ガイエゴスを除くと、不確定要素の多い陣容となっていた。ここに右腕アンドレ・パランテと左腕ジョジョ・ロメロ、昨季途中に獲得したジョン・キング、新戦力のキトレッジとミドルトンを加えてブルペンを形成していくことになる。

マレー記者によると、現時点でミドルトンの契約条件の詳細は不明。ミドルトンがFAになるのは2020年オフ、2021年オフ、2022年オフに続いて4年連続4度目だが、直近2度のオフシーズンはいずれもマイナー契約だった。今オフはメジャー契約でカージナルスに迎えられることになりそうだ。

【追記】MLB公式サイトでカージナルスを担当するジョン・デントン記者は、カージナルスとミドルトンが1年契約で合意したことを伝えている。

The post カージナルスがブルペン補強 右腕ミドルトンと契約合意との報道 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.