なでしこ小山史乃観はC大阪からスウェーデンのユールゴーデンへ「攻撃的なポジションでプレーしたい」

ユールゴーデンへの加入が決定したC大阪の小山史乃観[写真:©超ワールドサッカー]

セレッソ大阪ヤンマーレディースは1日、なでしこジャパンのDF小山史乃観(19)の移籍先がスウェーデンのユールゴーデンIFに決定したことを発表した。

契約期間は2026年まで。背番号は「27」を着用する。

1月31日に誕生日を迎えたばかりの小山は、最前線からサイドバックまでこなすマルチロールで、C大阪堺ガールズ、堺レディース時代はFWとしてならした。

2022年のなでしこリーグで、リーグ3位タイとなる10得点をマーク。同年のなでしこリーグ終了後に、INAC神戸レオネッサへと期限付き移籍し、ウイングバックとしてプレーした。

C大阪のWE新加盟に伴い、今季は古巣へ復帰。WEリーグでは通算20試合5得点、WEリーグカップでは4試合1得点を記録している。

世代別の日本女子代表にも選出され続け、2022年にはU-20日本女子代表メンバーとしてコスタリカでのU-20ワールドカップ(W杯)で準優勝に貢献。同年10月にはなでしこジャパンデビューも果たした。

加入先のユールゴーデンは、昨季のダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部/春秋制)で14チーム中11位という成績だった。

新天地での公式インタビューに応じた小山は、C大阪時代のチームメイトである浜野まいか(チェルシー)から情報を得ていたことや、ユールゴーデンでの意気込みなどを語った。

「(加入の動機は)初めての海外挑戦で、一緒に戦って上を目指したいと思ったからです」

「(スウェーデンの印象は)景色がきれいだったことと、オーロラが印象的でした。(リーグに関しては)日本より強くて速いイメージで、ゴールへの推進力が高いなという印象です」

「(浜野)まいかがスウェーデンのいいところや、現地での生活についていろいろ教えてくれました。(こちらに来てからは)カフェにも行って、日本にないいろいろな食べ物を見ましたし、スーパーにも行って日本とは異なるお寿司も食べて、ちょっとした驚きもありました」

「中学校時代からずっとセレッソに入って、うまくいかないことも多かったけれど、その中で人としてもサッカー選手としても成長させてくれたクラブ。すごく充実した7年間でした」

「自分の得意なところは、技術で相手をかわせることとパスの精度。攻撃的なポジションでプレーしたいと思っています。チームに必要となる選手になって、結果を求めて頑張りたいです」

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