旧「丹波国」PRで京都と兵庫の6市1町が連携 大阪・関西万博で観光誘客へ

外国人観光客の誘客に向けて連携することを確認した大丹波連携推進協議会の会合(京都府福知山市駅前町・市民交流プラザふくちやま)

 旧丹波国を構成した京都府と兵庫県の6市1町が丹波ブランドをPRする「大丹波連携推進協議会」の会合がこのほど、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまであった。2025年の大阪・関西万博における観光誘客を図るため、文化や自然の発信に力を入れることを確認した。

 京都府と福知山、綾部、亀岡、南丹の4市と京丹波町、兵庫県と丹波市、丹波篠山市の行政関係者ら約30人が参加。綾部市の山﨑清吾副市長が伝統産業の黒谷和紙が海外でも文化財の補修に使われている事例を紹介し、各地の伝統産業や文化、豊かな自然を伝えることが外国人観光客の増加につながると訴えた。

 万博を主催する日本国際博覧会協会の堺井啓公担当局長も講演し、地方で農業や伝統産業などが体験できるツアーを企画し、万博開催の機会を生かすよう呼びかけた。

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