災害ボランティア登録2万人に 能登半島地震

震災ごみの片付けを手伝うボランティア=1月27日午前10時半、七尾市郡町

 能登半島地震を受け、石川県が募っている災害ボランティアの事前登録者数が約2万人に達した。登録は特設サイト「令和6年のと半島地震・石川県災害ボランティア情報」で受け付けており、受け入れ体制が整った市町とマッチング後に災害ごみの片付けや運搬などの活動をしてもらう。

 登録者は県内が約4800人、県外が約1万5200人。現在、穴水町、七尾市、志賀町で活動が始まっており、珠洲市と中能登町には3日から派遣される。インフラ復旧に伴い、受け入れ人数も増やしており、1日当たり20人程度が活動していた七尾市では3日から40人に、志賀町は45人程度から60人体制とする。

 このほか、能登町や羽咋市、宝達志水町、津幡町、内灘町、金沢市、白山市、加賀市では市町が各自治体の住民を対象に独自でボランティアを募集している。1.5次避難所のいしかわ総合スポーツセンター(金沢市)では1日60人が運営ボランティアに携わっている。

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