環境省が開催 千葉県柏市でペット同行避難訓練 市職員ら体制確認

千葉県柏市でペット同行避難訓練 職員ら体制確認

 災害時にペットと一緒に避難する住民の受け入れ体制を確認する自治体向けの訓練が2月2日、千葉県内で初めて、柏市で行われました。

 ペット同行避難訓練は、災害時にペットと一緒に避難する住民の受け入れ体制や避難所の運営方法を確認しようと、環境省が開催したもので、柏市の防災安全課や動物愛護ふれあいセンターの職員ら約30人が参加しました。

 環境省は、災害時に「ペットを避難所に連れていくことはできない」などと考えて避難をためらう人が多いことから、2011年の東日本大震災以降、ペット同行避難を推奨し、ガイドラインの作成や自治体を対象に訓練を実施しています。

 参加者らは、災害対策本部や避難所などのチームに分かれ、飼育スペースをどこに設置するのかや、ペットが体調不良になった際にどう対応するかなどを話し合いました。

 柏市は、市内全109か所の指定避難所でペットの受け入れ体制を整えていて、飼い主に対しては予め、避難生活に備えたしつけや避難用品の備蓄を呼びかけています。

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