鈴鹿サーキット、2025〜2029年のF1日本グランプリの開催契約を締結。5年間契約を延長

 2月2日、鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランドは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権との合意のもと、鈴鹿サーキットにおける2025年から2029年までのF1日本グランプリの開催契約を締結したと発表した。

 F1日本グランプリは、1976〜77年に富士スピードウェイで開催され、1987年には鈴鹿サーキットを舞台に復活。2007〜08年には富士で開催されたが、2009年にはふたたび鈴鹿へ。コロナ禍で2020〜21年には開催されていなかったが、09年以降はずっと鈴鹿で開催されてきた。2023年には3日間で22万2000人を動員。ふたたび以前の盛り上がりを取り戻している。

 そんなF1日本グランプリについては、F1と鈴鹿の間では2024年まで開催契約が結ばれており、その後の開催契約に注目が集まっていたが、2月2日、2025〜2029年の開催契約が締結され、今後5年間鈴鹿でのF1が楽しめることが決まった。

「鈴鹿は、F1というスポーツの一部かつ特別なサーキットであり、今回、2029年までF1を開催し続けられることになったことを喜ばしく思う。2024年、例年よりも早く日本に戻る準備を進めるにあたり、F1がより持続可能なスポーツとなることを目指したスケジュールの合理化への取り組みに対し、ホンダモビリティランドの皆さんのサポートに心から感謝している」と語ったのは、F1の社長兼最高経営責任者であるステファノ・ドメニカリ。

「日本のファンはF1に格別な情熱を注いでくれており、これからも長年にわたりその情熱にふさわしい体験をお届けするため、プロモーターとともに協力していくことを楽しみにしている」

 またホンダモビリティランドの斎藤毅社長は「2025年以降も継続して鈴鹿サーキットでF1日本グランプリを開催できることを、とても嬉しく思います。ステファノ・ドメニカリ氏をはじめとするフォーミュラ・ワンメンバーに、心から感謝いたします」とコメントした。

「持続可能な未来づくりを目指すなかで、初の春開催となる2024年のF1日本グランプリを多くのファンの皆さまにお楽しみいただくための準備に全力を尽くすとともに、今後も、世界中のファンに愛される鈴鹿であり続け、モータースポーツ文化の繁栄や産業振興に貢献できるよう、三重県、鈴鹿市をはじめとする地域の皆さま、行政機関の皆さまとも力を合わせて取り組んでまいります」

 2024年からF1日本グランプリはこれまでの秋の開催から移り、2024年4月5〜7日に第4戦として開催される。

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