【東京新聞杯/枠順】マスクトディーヴァは「馬券内率1割」の鬼門 想定10人気前後の“穴馬”が脚質マッチの好枠ゲット

東京新聞杯2024の枠順

JRAは2日、第74回東京新聞杯(GIII、芝1600m)の枠順を発表した。

秋華賞2着のマスクトディーヴァは3枠6番、昨年4着からリベンジを期すジャスティンカフェは4枠7番、NHKマイルC2着から久々のレースとなるウンブライルは5枠9番から発走する。

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■内枠が優勢

過去10年、3勝2着2回と最多連対数を誇るのが4枠で【3.2.0.14】。2014年のホエールキャプチャ、16年のスマートレイアー、18年のリスグラシューが勝利。偶然だろうが、牝馬が【3.2.0.0】とパーフェクト連対を果たしている。これらを除くと10番人気以下が10頭もいたので、牡馬の凡走は気しなくてよさそうだ。好枠に入ったジャスティンカフェは昨年のような後方一気の競馬ではない限り、勝ち負けのチャンスは十分。

これに続くのが2枠【2.2.0.13】、1枠【2.0.1.13】。距離ロスを抑えてマイペースに運んだ逃げ馬が2勝、道中は内を回って脚をしっかり溜めた差し馬が2勝を飾っている。左回りのマイル戦で崩れないアスクコンナモンダは良い枠をゲットした印象。想定10番人気前後で妙味あり。

一方、7枠【0.1.2.17】、8枠【0.1.2.16】と勝利数ゼロ。3番人気以内で見ても【0.1.2.6】と不振。好走馬6頭中5頭は「初角で半分より前にいた馬」。外枠に入った馬は序盤に脚を使ってでも、ある程度のポジションを取らなければ好走が難しい。

■内枠有利も3枠は鬼門

基本的には内めの枠が有利な傾向にあるが、マスクトディーヴァの3枠は【1.1.0.17】。複勝率10.5%は全枠の中でもっとも成績が悪い。2015年の勝ち馬ヴァンセンヌは3枠から先頭集団を見る形で運び、直線も内から抜け出す競馬、16年2着のエキストラエンドは内を回って先行して粘り込む競馬と、いずれも器用に、スムーズに運べたからこその結果。マスクトディーヴァは豪脚が武器だが、内でジッとして直線で進路を見つけられるかがポイントになるだろう。

ウンブライルが入った5枠は【1.1.2.15】でまずまず。5番人気以内に限れば【1.1.2.2】複勝率66.7%を記録する。人気馬がちゃんと力を発揮できる枠と言えそうで、上位人気が想定されるウンブライルには追い風だ。

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(SPREAD編集部)

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