日本テレビ・金曜ドラマDEEP『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』で主人公・灰原硝子（志田彩良）の中学時代からの同級生で、高校時代にいじめを受ける灰原を救えなかった警察官の砂川より子を演じる片山友希に単独取材。
本作は、ぶんか社・大手電子書籍ストア女性ランキング上位の人気作。ネット社会を題材にしたリアリティーあふれる内容で、打たれても負けない主人公が多くの女性達から熱い支持を得ている。弱者が元いじめっ子達に復讐（ふくしゅう）していくスカっと勧善懲悪（かんぜんちょうあく）ストーリー。entax取材班は片山にドラマの見どころや最近ハマっていることなどをインタビューした。
■いままでにない、とことん復讐するドラマに挑戦
――ドラマ出演が決まった時の率直な気持ちを教えてください。
片山 復讐劇と聞いて、すごく面白そうだなって思ったのが1番です。プロデューサーの福井さんから「日本のドラマだと復讐シーンをなあなあにしちゃう部分があるかと思いますが、今回のドラマはとことん復讐します」と聞いたので、すごく楽しそうだなと思いました。
――砂川より子（警察官）を演じるにあたり、どんなところを意識していますか？
片山 かつて自分がいじめから救えなかった友達が、自分の捜査している事件の犯人かもしれないと疑いを持ち始めます。警察としての自分を取るか、友達としての自分をとるかと葛藤する部分があり、そこを1番丁寧に演じたいです。また、一緒に視聴者の方も「自分だったらどうするんだろう」と考えてもらってそこを楽しんでもらえればいいなと思います。
――撮影現場でのエピソードを教えてください。
片山 いつもクランクインするとき緊張するタイプなんですけど、カメラマンさんが前の作品も一緒の方だったので、すごくリラックスして緊張せずにクランクインできたなと思いました。
■フランスの『バンド・デシネ』が好き
――主人公・灰原硝子（志田彩良）の中学校の同級生役ですが、ご自身の中学時代の思い出はありますか？
片山 中学時代は体育の授業で創作ダンスの授業がありました。7人チームで『ミニモニ』を全力で踊って学年全体1位になりました。それはめっちゃ楽しくてうれしかったのを覚えています。
――みんなでたくさん練習したんですか？
片山 いや練習してないです。他の学生は恥ずかしいから全力でやらないんですよ、スカしたりして。私たちはもう全力で踊ったら1位になって、しかも楽しそうだねってみんなからうらやましがられました。
――1月は2本のドラマに出演していて忙しいかと思いますが、最近ハマっていることはありますか？
片山 ノンフィクションの本を読むのがすごく好きで、ずっと読んでますね。それ以外は、漫画も好きでフランスのバンドデシネという漫画文化が好きでよく読んでいます。日本の漫画は通常400円〜500円で購入できたりするけど、『バンド・デシネ』は約3000円するんですよ。画集のようにすごく分厚くて1日で読むのは難しいくらいです。じっくり漫画として楽しむというのと、アートとして楽しむという2つの楽しみ方があります。
――小説・漫画以外に集めているものありますか？
片山 『藤子・F・不二雄ミュージアム』が好きなんですよ。ドラえもんとドラミちゃんの大きいガチャガチャがあって、それが好きで毎回やりますね。家のトイレットペーパーの棚にそのドラえもんが大量にいます。
――他に好きなキャラクターや集めているものはありますか？
片山 私が1番好きなキャラクターは『ダンボ』で、グッズが家にたくさんあります。他には『長谷川町子美術館』で『サザエさん』の食器とか買ったり、『OSAMU GOODS』のグッズなどかわいいものを集めています。
――最後に、放送を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
片山 ささいなことでいじめが始まったじゃないですか。実際のいじめもそうなんだろうなと思います。いじめた3人がどう復讐されるかを楽しみにしていただきたいですし、より子としては友達としての自分と、警察官としての自分で、心の揺れというものを丁寧にお芝居で演じていきたいなと思っています。
【片山友希 プロフィール】
1996年12月9日生まれ、京都府出身の俳優。2021年、映画『茜色に焼かれる』で、第46回報知映画賞新人賞、第43回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。2022年、テレビ朝日『あざとくて何が悪いの？』の番組内ドラマで主演・戸渡花を演じ話題に。ドラマ・映画・CM などで注目を集める若手俳優。
【番組情報】
ドラマ『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』
毎週金曜 深夜24時30分〜24時59分放送
Tver・Huluでも配信
公式HPはこちら
