パナソニック工場、認証一時停止 国際規格、電子材料不正で

 パナソニックホールディングス(HD)子会社で電子部品を手がけるパナソニックインダストリーは2日、米国の第三者安全科学機関の認証取得に必要な検査で不正が発覚した影響で、国際標準化機構(ISO)の認証規格が国内4工場で一時的に停止されたと発表した。製品の安全性に問題はないと説明している。

 同社は1月、電子材料の52品目で数値の改ざんや、認証時と異なる配合をした製品の販売といった不正を公表していた。ISOの認証は品質管理に関する規格で、登録機関は2日付で停止した。対象は郡山工場、郡山西工場(いずれも福島県郡山市)、四日市工場、南四日市工場(同三重県四日市市)。

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