ベッツ、球団への批判的な声に「優勝のためなら何でもする」と強調! 大谷翔平については「いいヤツ。間違いなく史上最高の一人」

昨年12月、大谷翔平と10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約を締結するなど、今オフの補強で大きな成功を収めたロサンゼルス・ドジャース。二刀流スターの獲得後も積極的な動きを見せており、今季に向けては、新たなチームメイトも胸を躍らせているようだ。

現地1月31日、地元放送局『SportsNet LA』の番組にリモート出演し、大谷のドジャース入りが決まったときの心境を振り返っているのは、同僚のムーキー・ベッツ。「もちろん興奮したし、ハッピーだ」と話し始めると、「彼がこれまで手にし、勝ち取ってきた全ての成功をうれしく思う」などと、その活躍ぶりを祝福している。

さらに、「彼(大谷)のような選手とロッカールームを共有できて本当に最高だ」と続けたドジャースの31歳は、「間違いなく野球界で最高の選手の一人」と称賛のコメント。「ベーブ・ルースを除けば、彼のような選手は彼しかいない」と評しており、MVP経験者のベッツにとっても、やはり大谷の存在は特別なようだ。
その他にも山本由伸、タイラー・グラスノー、テオスカー・ヘルナンデスらを獲得し、今オフだけで費やされた補強費用は、12億ドル(約1740億円)超とも報じられているドジャース。このスター軍団に対して、一部の他球団ファンからは厳しい目が注がれているが、こうした視点を踏まえてベッツは今回、次のように語った。

「ドジャースの一員なのは、クレイジーだし、本当に恵まれている。俺たちは勝つつもりだし、競い合い、最高のチームを作っていく。優勝のためなら何でもするし、これがドジャースに来たがる理由だ」

現地26日には、地元ラジオ局『AM 570 L.A. Sports』の番組『Dodger Talk』に出演し、「俺たちにどうしてほしいのかよくわからない」「能力に恵まれていて、それを使わない手なんかないだろう」と言及していたベッツ。今季は彼を含め、4年ぶりの世界一へ並々ならぬ意欲を示しているドジャースの戦いぶりに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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