鈴木田舎館村長(86) 全国最高齢首長に/青森

全国最高齢現職首長となる鈴木村長=2日午後、田舎館村役場

 青森県田舎館村の鈴木孝雄村長(86)が現職首長で全国最高齢になることが2日、分かった。現在最高齢の新潟県出雲崎町の小林則幸町長(90)が3日に退任するため。

 鈴木氏は村議を5期務めた後、2004年の村長選で初当選し現在5期目で、10日に87歳の誕生日を迎える。11月に任期満了となるが、現時点で6期目への態度を明確に示していない。

 鈴木氏は2日の取材に「小林氏と面識はないが、器量があるからここまで来られたのだろう」とし、自身が現職最高齢になることについては「1番になったから何かあるわけではない。最高齢になるとは、自分でもびっくりしている」と語った。

 小林氏は、1988年の初当選から9期36年町長を務め、一時は10期目を目指すとしていたが、後に不出馬の意向を示していた。全国町村会などによると、鈴木氏の次は和歌山県湯浅町の上山章善町長(84)。

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