企画展「アフター発掘された日本列島2023」

全国で発掘された注目の遺物を展示した企画展が、奈良市の平城宮いざない館で開かれています。

この企画展は、貴重な出土品などを通して発掘調査の意義と埋蔵文化財の保護についての理解を深めてもらうために全国2か所で開かれた「発掘された日本列島展」をコンパクトにまとめたものです。こちらは、群馬県の下里見天神前遺跡から出土した埴輪で、埴輪本来の色や赤い色彩が残っており、人物埴輪には、斑点のような柄もみられ、当時の人の装いをうかがうことができます。

そのほか、奈良時代の女帝・称徳天皇にゆかりのある大阪・八尾市の由義寺跡から出土した瓦や、戦国大名・上杉謙信の部下の武将のものと推定される兜や前立など、貴重な遺物が約340点紹介されています。この企画展は、2月11日まで開かれています。

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