薬局が「移動販売」トラックで日用品から医薬品、健康相談も!高齢化で住宅地でも買い物困難者(静岡市)

ドラッグストア「ウエルシア」が、静岡市駿河区で移動販売を始めました。医薬品の販売や健康相談も!この移動販売、高齢化が進む中、需要が高まっているようです。

2月1日、ウエルシア薬局の駐車場にお目見えした「トラック」

マスコットキャラクター「うえたん」が描かれたトラックには・・・さまざまな食品や日用品がずらり!ウエルシア薬局の移動販売車「うえたん号」です。これは、高齢者が抱える“移動の負担”を減らそうという取り組み。「以前は楽に通えた店舗が、遠くに感じる…」こうした高齢者が増えているのが、今、社会問題となっているのです。

(利用客)

「素晴らしいですね。こんなに小さな車にたくさん商品をのせてもらって」

「街に出られない人には非常に役に立つ」

ウエルシア薬局は、2022年、島田市で移動販売を開始。当初は1台でしたが今は2台に増えました。そして、1日から静岡市駿河区でも新たにスタート!運行は月曜から金曜、1台の「うえたん号」が曜日ごとに販売場所を周ります。今は10地区27か所です。

「うえたん号」はパンや総菜、お菓子、日用品を取り揃えているのはもちろんのこと、事前に予約をすれば医薬品を購入することもできるということです。さらに“薬局ならでは”のこんなサービスも・・

「血圧が130を超えているんですけど…」

(薬剤師)

「食生活の見直しから、まずは始めていただいて」

車両に搭載された大型モニター!オンラインで、店舗にいる薬剤師や管理栄養士に健康相談をすることができます。

これまで、中山間地など過疎地域での運行が多かったスーパーなどの移動販売。ウエルシア薬局の担当者は「高齢化によって比較的人口が多いエリアでも需要が高まっている」と話します。

(ウエルシア薬局 星 晶博 さん)

「移動販売で買い物困難者というと、中山間地の過疎というイメー ジが強いが、静岡市も高齢化が 進んでいて、近くの商店も高齢化が進んでいて、量販店だけ残っている。そこにも買い物に行けなくなっている。これからどんどん過疎地だけでなく、住宅地の静岡市でも必要になっていく」

ウエルシア薬局では、今後も、ニーズに合わせてエリアを拡大していく予定だということです。

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