株式に資金流入、米国債に売り=BofA週間調査

[ロンドン 2日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)の週間調査によると、1月31日までの週は株式に201億ドルが流入した。

1月はハイテク株主導で株式市場が値上がりした。調査はEPFRのデータを基にしている。

米国債からは過去7週間で最大の36億ドルが流出。米物価連動国債には2023年7月以降で最大となる3億ドルが流入した。

米地銀株が今週、2日間で9%下落したことについては、23年3月の銀行危機とは異なると指摘。社債スプレッドはこれまでのところ、おおむね抑制されていると述べた。

週間ベースではキャッシュに152億ドルが流入、債券に59億ドルが流入、金からは8億ドルが流出した。

ハイテク株には21億ドルが流入。インフラ株には22年11月以降で最大となる2億ドルが流入した。

新興国市場にも多額の資金が流入。新興国株式には68億ドルが流入した。

中国株には63億ドルが流入。前週も120億ドル近くが流入しており、過去4週間では過去最大の210億ドル強が流入した。中国政府が信認回復に向けた取り組みを強化しており、投資家心理の安定に寄与している。

ブルベア指標は6.0から6.1に上昇し、2年半ぶりの高水準。新興国株式への多額の資金流入が背景。

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