航空2社、大幅増益 国際線好調、4~12月期

 ANAホールディングスと日本航空の航空大手2社の2023年4~12月期連結決算が2日、出そろった。訪日客の増加などにより収益が高い国際線が好調で、2社ともに前年同期から大幅な増益となった。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ収益力の回復を印象づけた。

 ANAの純利益は前年同期の約2.4倍となる1489億円、日航は約5.3倍の858億円だった。国際線では訪日旅行などの需要回復を背景に、2社の運賃が大きく上昇した。旅客数ではコロナ前の19年4~12月期に及ばないものの収入は上回った。日航は国内線収入もコロナ前の水準に戻った。

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