「家で作るような味 離れた母国と近づいている感じ」社員食堂でインド人従業員向け料理の提供始める 自動車メーカー「スズキ」

浜松市に本社を置く自動車メーカー「スズキ」の社員食堂で、インド人向けのベジタリアン料理の提供が始まりました。

【動画】「家で作るような味 離れた母国と近づいている感じ」社員食堂でインド人従業員向け料理の提供始める 自動車メーカー「スズキ」

浜松市中央区のスズキ本社の社員食堂に1月から仲間入りした肉を使っていないカレー。レストラン事業などを展開する浜松市の「鳥善」とタッグを組み、多くの外国人に楽しんでもらおうとベジタリアン向けに仕上げました。

<中野祐介浜松市長>
「あっ辛くない、おいしい。豆ですね。これぐらい煮込んだ風にするのがインド風なんだ」

スズキは日本人だけでなく、インドをはじめ、海外からの従業員が多く在籍しています。ふるさとの味でいきいきと仕事に打ち込める環境を整え、雇用の確保にも役立てたいと開発に至りました。

<インド人従業員>
「家で作るような味。高額でもないし、手軽に食べれられるっていうのは、遠く離れた自分の国と気持ちがだんだん近づいていると感じました」

<スズキ 鈴木俊宏社長>
「育ってきた食事をすることで力が出るということですから、そういう意味では本当に重要」

スズキは今後、外国人従業員の雇用を増やしていく計画で、他の国のメニューも充実させたいということです。

© 静岡放送株式会社