「撮り鉄、乗り鉄の方も記念に…」 清水羊羹のJR西日本車両パッケージが登場

島根県安来市の名物スイーツといえば「清水羊羹」です。
間もなく新型電車に置き換えられる特急「やくも」号などを目当てにJR安来駅にやって来る鉄道ファンも増えているということで、新たな需要を狙う清水羊羹の商品が誕生しました。

安来市 田中武夫 市長
「これは遠藤さんのところのか…」

安来市民あるあるなのでしょうか?
市長が一口で言い当てたのは、清水羊羹の銘柄です。

市内の古刹、清水寺周辺にある4社がそれぞれ手作りしてきた伝統の羊羹に、今回登場したのが…

安来市観光協会 作野宏美さん
「この「やくも」の車体なんですけども、もうじき引退が迫っているということで今回、記念になればなと思いまして」

JR安来駅構内の市観光交流プラザで限定販売の「清水羊羹アソートJR西日本車両パッケージ」です。
今年4月以降、順次新型車両に置き換えられる現在の「やくも」号や観光列車の「あめつち」など、安来駅で見られる車両を描いた小箱に、一口サイズの羊羹を詰めました。

入江直樹 記者
「4つのパッケージにそれぞれ別の会社の羊羹が入っています。比べてみると確かにぷるぷる感とか色とか違いますね。
こちらはすごく軟らかい…、こちらは硬くて正統派羊羹という感じですね。明らかに違います」

今回は、季節運行のウェストエクスプレス銀河やJR3社にまたがって走るサンライズ出雲はJRの許可が下りず組み合わせられませんでしたが、鉄道旅の記念品としてもアピールできるのではと期待しています。

安来市観光協会 作野宏美さん
「安来市も撮り鉄の方とか乗り鉄の方、結構来られてるので、そういった記念にもなるかなと思います」

期待は清水羊羹を作っている会社でも。

元祖黒田千年堂 黒田晋介 代表取締役
「これまでとは違う客層のお客様にご購入頂ける。とっても期待しております」

4社あることで切磋琢磨でき、様々な客の好みに応えられるのが清水羊羹の強みなのだそう。今後もこうした4つセットのシリーズが生まれるかもしれません。

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