年末ジャンボで10万円当たりビックリ! そんなに確率は高くなかった?

年末ジャンボで10万円が当たる確率はどのくらい?

宝くじ公式サイトによると、第984回年末ジャンボ宝くじの当選金額と本数は図表1のとおりです。

【図表1】

宝くじ公式サイト「2つの「年末ジャンボ」は22日(金)まで!」より筆者作成

宝くじが当たる確率は、購入する枚数によって変わります。例えば、1枚300円の宝くじを10枚、30枚、50枚購入した場合に、1等の組違い賞である10万円が1枚以上当選する確率は以下のとおりで、枚数が多いほど当たる可能性も高くなります。

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・10枚:0.0099995500119521%
・30枚:0.029995650405834%
・50枚:0.049987751959546%
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とはいえ、当たる確率が1%にも満たないことを考えたら、当選本数が4577本でも当たりやすいとは言えないでしょう。

当選本数が少ない1等や1等前後賞になるとさらに当選率は低くなり、宝くじを30枚購入した場合に1等が当たる確率は0.00029999956484561%、1等前後賞が当たる確率は0.00059999826002022%です。1等の組違い賞である10万円以上は、現実的なものとは言いにくい状況となります。

宝くじの一度の購入金額と購入枚数

保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社が、2022年9月に男女500人を対象に実施した「宝くじについてのアンケート調査」によると、「宝くじの、一度の購入金額はどれくらいですか?」の質問に対し、半数以上が1000円~5000円(54%)と回答しています。次に100円~1000円(26%)、5000円~1万円(15%)とあり、1万円以上購入する人は回答者のうち4%とのことです。

宝くじは1枚300円からの少額購入が可能ではあるものの、多くの枚数を購入すれば当選確率は高くなります。無理のない範囲内にしながらも、当選確率が高くなるような買い方をしたほうがよいでしょう。

宝くじの当選率を上げる方法

「こうすれば必ず宝くじに当選する確率が高くなる」という方法はありません。しかし、以下の方法を行うことで、何もしない状態よりも当選する確率を上げることが可能です。

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・宝くじの当選率が高い売り場で購入する
・購入枚数を増やす
・バラで購入する
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以下で、方法別に解説します。

宝くじの当選率が高い売り場で購入する

宝くじの高額当選がよく出る売り場に絞って購入することは、当選確率を高くする方法の一つです。高額当選を出した売り場は人気が高く、多くの枚数が流通します。そのため、高額当選が出やすいとされているのです。

購入枚数を増やす

宝くじに当選する確率を上げたいのならば、購入枚数を増やしてみてください。前出の宝くじが当たる確率でも伝えたように、宝くじを10枚購入するのと50枚購入するのでは当選の確率が大きく異なります。

バラで購入する

宝くじに当選する確率を上げるために、連番ではなくバラで購入する方法を検討してみてください。連番が「宝くじ10枚のうち組と番号の上から5桁目までが同一」なのに対し、 バラは「宝くじ10枚のうち連続しない番号かつ下1桁が0~9のもの 」です。

連番で購入すれば、1等に加えて前後賞の当選も期待できるでしょう。その一方でバラにて購入すれば、さまざまな番号を購入できるため枚数が少なくても広範囲の当選を狙えます。

当選率を上げる方法を意識して宝くじを購入してみよう

年末ジャンボ宝くじを購入して当選したら、「どんなことに使おうか」と期待をふくらましている人もいることでしょう。結論から言えば、1等の組違い賞である10万円は簡単に当たるわけではありません。10枚購入しても、0.0099995500119521%という低い確率なのです。

しかし、絶対に当たらないわけではないので、当たる確率を上げる方法を取り入れながら購入を継続してみてください。

出典

宝くじ公式サイト
保険マンモス株式会社 宝くじについてのアンケート調査

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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