キリンやロバに特製の恵方巻き 池田動物園、節分前に振る舞う

白菜で巻かれた恵方巻きを食べるサンタロウ

 節分(3日)を前に、池田動物園(岡山市北区京山)で2日、アミメキリンやロバに特製の恵方巻きが振る舞われた。

 恵方巻きは長さ60センチと25センチの2種類。ニンジンやリンゴのほか、岡山県吉備中央町の農家が「動物たちに食べさせて」と贈った小松菜などの野菜、果物を白菜で巻いた。

 アミメキリンの「サンタロウ」は、飼育員が持つ恵方巻きに長い首を延ばしてむしゃむしゃと頬張った。モルモット4匹や、辰(たつ)年生まれで今年24歳になる“年男”のロバ「マロン」にも振る舞われ、子どもたちが楽しそうに見守った。

 飼育員の清水拓矢さん(38)は「動物たちに1年間、元気に過ごしてもらいたい」と話した。

 動物に恵方巻きを振る舞うイベントは4日午後2時からも行われる。問い合わせは動物園(086―252―2131)。

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