豪州サッカー連盟、選手やファンの個人情報が2年近く流出か

[写真:Getty Images]

フットボール・オーストラリア(FFA/オーストラリアサッカー連盟)が個人情報を漏洩してしまっていたようだ。

オーストラリア『news.com.au』によると、FFAは1日、「我々はデータ侵害の可能性に関する報道を認識しており、この問題の解決を最優先で取り組んでいる。全てのサッカー関係者が常に安心できるよう今後も努めていく。何か進展があれば情報を提供する」と声明を発表した。

どうやらFFAの人為的ミスによる情報漏洩が2年近く続いていたようで、民間のサイバーセキュリティサイトがオンライン上で何らかの情報を発見し、これを報じた。

漏洩したとされる内容は、選手契約に関する詳細・選手や関係者のパスポート情報・試合観戦チケットの購入者情報など全「127」項目。

オーストラリアのプロサッカー選手協会にあたるPFAは、広報担当者が「選手に関する情報漏洩が本当にあったのかFFAに確認中だ。調査結果とそのプロセスについて我々は知らねばならない」とコメントを発表している。

『news.com.au』の取材に応じた専門家は、「サッカー選手の契約書等が流出した場合、盗難・詐欺・恐喝に悪用される恐れがある。重大な脅威であり、機密データを保護するための早急な対策が必要だろう。今回影響を受けた人数の総数はわからないが、全関係者・ファンの何らかの情報が漏れたと推定できる」と語っている。

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