日航、国際線就航から70周年 羽田でセレモニー

国際線の定期路線就航70周年のセレモニーで、あいさつする日航の赤坂祐二社長=2日午後、羽田空港

 戦後に日本の航空会社で初めて日航が国際線の定期路線を就航してから2日で70周年を迎え、羽田空港で記念セレモニーを開いた。戦後初の国際線は1954年2月2日、羽田―米サンフランシスコ線で就航した。

 セレモニーは2日夜に出発するホノルル行きの便の搭乗口前で開かれ、日航の赤坂祐二社長は「70年の間、日本と世界をつなぐ翼となった。戦後日本の発展に少しでもお手伝いができたのではないかと感じている」とあいさつした。国際線就航当時と歴代の制服、パンフレットや写真なども展示された。

 日航によると、初便は乗客21人が搭乗した。全席がファーストクラスで、片道運賃は23万4千円だった。

© 一般社団法人共同通信社