「ベストな準備をすることが大切」中2日での準々決勝、イラン代表戦へ森保一監督が意気込む「優勝を掴み取るために臨む」

イラン戦へ意気込んだ森保一監督[写真:Getty Images]

日本代表の森保一監督が、イラン代表戦に向けて意気込みを語った。

3日、アジアカップ2023準々決勝で日本はイラン代表と対戦する。2019年大会でも準決勝で対戦した日本とイラン。その時は日本が、3-0で勝利を収めて決勝へと進出していた。

2日、試合に向けた記者会見に出席した森保監督は、中2日で迎えるイラン戦に向けて、しっかり準備ができていると語った。

「バーレーン戦から中2日ということで、明日の試合に臨みますが、リカバリーとそして明日の試合に向けての準備という部分では、今日これまでできることを選手たちが落ち着いて全てやってくれていると思いますので、明日の試合に向けても自信を持ってチャレンジしてくれる準備ができたと思っております」

今大会初となる中2日での試合。メンバーについては「中2日ということで、体力的に非常に厳しい戦いになるということはありますが、大会で決められたレギュレーションの中で、プロフェッショナルとして、そのルールの中でベストな準備をすることが大切だと思います」とコメント。「選手たちが前向きにこの2日間、できるだけの準備をして、明日の試合に向けて今持っているベストを尽くすことをレギュレーションの中で考えています」と、準備の大切さを強調した。

また、中2日はイランも同様。試合時間が遅かったこと、またPK戦まで戦ったこともあり、数時間だが日本の方が有利だ。森保監督は「イランも中2日で戦うという同じ条件の中で、アジアのトップクラスの戦いの中で、もう少しリカバーの時間があって、タフな試合ができれば最高だと思いますが、両者が明日持てる力を出し合って、タフな戦いになると思いますが、選手たちにはこれまで通り繋いで勝利を目指して戦うことを実践してほしいと思います」と語った。

日本は優勝候補の最有力と見られている中、森保監督は「このアジアカップの優勝候補を挙げるとして、日本やイランが挙げられていることは認識していますし、我々も優勝候補のチームだと思っていますし、優勝を掴み取るためにこのアジアカップに臨んでいます」と、改めて優勝したいと明言。それでも「これまでのグループリーグ3戦、ベスト16の戦いで、アジアのレベルが非常に上がっていることを感じていますし、本命と言われる国だけじゃなく、優勝を狙える国はまだまだ多くあるなと実感しています」と、どこの国も優勝するだけの力を持っているとした。

そのイランはエースのFWメフディ・タレミがシリア代表戦で退場したことで日本戦を欠場する。日本はここまでの4試合で全て失点を喫している状況。「まずは我々も無失点の試合、クリーンシートに抑えて勝利を掴み取りたいと思っている中で、なかなかできてないところでは改善しなければいけないと思います」と守備について言及。「それと共に、クリーンシートができない理由として、相手の力があるということ。対戦相手との戦いの中で、我々も得点して勝ちたい、相手も得点して勝ちたいという中で、色々な分析がなされる中、失点があるということも拮抗した戦いの中であり得ることだと思います」と、全体的なレベルが高いからこそ失点も起こり得るとした。

また、タレミの欠場については「明日はタレミ選手が出場停止、イランの大きな戦力となっている彼が出場停止ということは把握しています」と語るも、「アズムン選手など破壊力のある選手がいると思っているので、我々が最大限に集中力を持って守備をしていかなければいけないと思います」と、サルダール・アズムンなど、脅威となる選手は他にもいると語った。

対策については「特にタレミ選手がいないからということへの対策はありません。我々が無失点に抑えること、ピンチを減らせるように準備していきたいと思います」と、しっかりと守備をしていきたいとした。

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