2月2日、2024年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPクラスのシェイクダウンテスト2日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。2日目はヤマハとホンダのレギュラーライダーもテストライダーとルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)ともに走行した。
シェイクダウンテストは2月1~3日の3日間に渡って実施され、2月6~8日には公式テストが行われる。2日目はポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、ダニ・ペドロサ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、ステファン・ブラドル(HRCテスト・チーム)、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)、カル・クラッチロー(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)の6人のテストライダー、ルーキーのアコスタが初日から継続して走行。
今年から、コンセッションシステムにより、シェイクダウンではテストライダーとルーキーだけでなく、無制限のテストが認められたヤマハとホンダのレギュラーライダーも走ることができ、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)、ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)、中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)もこの日からコースに出ている。
テスト2日目は、セッション開始時は路面温度50度だったが、終了の2時間前にスコールで赤旗となった。トップタイムはポル・エスパルガロで1分58秒241、2番手がクアルタラロで0.283秒差、3番手はアコスタで0.290秒差だった。アコスタはすでに2023年のマレーシアGPでKTMのライダーが記録したタイムから0.5秒落ち以内に入っており、順応している。
空力パーツにおいては、KTMのペドロサがフロントフェンダーにウイングをつけたRC16を走らせており、アプリリアのサバドーリはリヤウイングがコウモリの羽のような形状のRS-GPをテスト。ホンダのブラドルは新形状のステゴサウルスタイプのリヤウイングを試した。
ヤマハのクアルタラロとリンスは2023年型のマシンを2台、2024年仕様のマシン1台をテストしていたようだ。ホンダ勢はバレンシアテストで試した仕様のバイクをマリーニとミルが走らせた。
■2024MotoGPセパンシェイクダウンテスト2日目(編集部集計)
Pos. No. Rider Team Motorcycle Time Laps
1 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM 1’58.241 30Laps
2 20 ファビオ・クアルタラロ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ +0.283 32Laps
3 31 ペドロ・アコスタ レッドブルGASGASテック3 ガスガス +0.290 42Laps
4 42 アレックス・リンス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ +0.409 47Laps
5 26 ダニ・ペドロサ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM +0.431 28Laps
6 36 ジョアン・ミル レプソル・ホンダ・チーム ホンダ +0.846 39Laps
7 5 ヨハン・ザルコ カストロール・ホンダLCR ホンダ +0.850 51Laps
8 10 ルカ・マリーニ レプソル・ホンダ・チーム ホンダ +0.971 31Laps
9 30 中上貴晶 イデミツ・ホンダLCR ホンダ +1.028 38Laps
10 6 ステファン・ブラドル HRCテスト・チーム ホンダ +1.529 30Laps
11 35 カル・クラッチロー ヤマハ・ファクトリー・レーシング ヤマハ +1.633 35Laps
12 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・レノボ・チーム ドゥカティ +1.915 36Laps
13 32 ロレンツォ・サバドーリ アプリリア・レーシング アプリリア +2.579 54Laps
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