国公立大2次 岡山大2.3倍 出願最終日志願状況、文科省発表

 文部科学省は、国公立大2次試験の出願最終日となった2日、午前10時現在の志願状況を発表した。志願者数は前年同時点より2877人多い38万9962人で、募集人員に対する倍率は同じ3.9倍だった。確定した志願者数と倍率は20日に発表する。

 国立大(82大学397学部)の志願者は27万9031人で倍率は3.7倍。公立大(93大学214学部)は11万931人で4.9倍だった。独自日程で試験を実施する国際教養大(秋田県)、新潟県立大、叡啓大(広島県)は含んでいない。

 岡山大の志願者は3538人で倍率は2.3倍、広島大は5138人で2.6倍だった。

 学部別で志願倍率が高いのは、国立大の前期日程では東京芸術大美術12.5倍、鹿児島大共同獣医9.4倍、岐阜大社会システム経営学環8.5倍など。公立大は釧路公立大経済7.7倍、周南公立大経済経営6.3倍、東京都立大法6.2倍の順だった。岡山大では文の3.1倍、広島大では薬の3.5倍が最も高い。

 国立大の後期日程は鹿児島大歯の38.0倍が最も高く、滋賀大経済(夜)33.3倍、広島大薬32.7倍と続いた。公立大は静岡県立大看護35.8倍、愛知県立大看護33.2倍、愛媛県立医療技術大保健科33.0倍、新見公立大健康科25.9倍などだった。

 昨年の確定志願者数は42万3180人、倍率は4.3倍だった。

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