富大前期2.2倍、835人減 国公立大2次試験出願締め切り

国公立大出願状況

  ●県立大、前後期合計2.9倍

 国公立大は2日、2次試験の出願を締め切った。午後5時現在、富大前期の志願者数は前年同期と比べて835人減の2566人、志願倍率は2.2倍(前年同期2.9倍)、後期は412人減の10.4倍(11.7倍)だった。前期では全9学部のうち、経済と都市デザインをのぞく7学部で志願者が前年を下回った。富山県立大の志願者数は前後期合計で前年同期比496人減の1069人で、倍率は2.9倍(4.4倍)だった。

 富山県立大に4月開設される情報工学部は、前期2.6倍、後期6.7倍となっている。前期の志願者数は情報システム工学科で157人と最も多く、志願倍率は3.9倍だった。

 金大には前年より256人少ない3486人が出願し、募集人員1551人に対する倍率は2.25倍(前年同期2.43倍)となった。人間社会、理工、医薬保健の3学域で志願者が前年を下回った。学習塾関係者は「能登半島地震を受け、他県の受験生で志望変更したケースもあったのではないか」と分析した。

  ●全国は3.9倍

 文部科学省は午前10時時点の志願状況を発表した。志願者数は前年同時点より2877人多い38万9962人で、募集人員に対する倍率は同じ3.9倍だった。確定した志願者数と倍率は20日に発表する。

 国立大(82大学397学部)の志願者は27万9031人で3.7倍、公立大(93大学214学部)は11万931人で4.9倍だった。

© 株式会社北國新聞社