J2水戸 沖縄キャンプ 攻守の戦術理解

沖縄キャンプの練習で競り合うJ2水戸の落合(左)と尾野=豊見城総合公園陸上競技場

沖縄でキャンプ中のJ2水戸は2日、豊見城総合公園陸上競技場で午前と午後の2部練習を行った。

午前は攻守の戦術理解を深めた。ウオーミングアップ後はプレスのかけ方を確認。ボールを奪われた瞬間にすぐさま奪取を狙う「ゲーゲンプレス」を各選手が共有しながらパス回しを行った。

その後はピッチ全体を使い、11対11の実践的な練習へと移行。ここでもプレッシング強化が主な狙いで、守備ではゾーンでスライドしつつ、対人の強度を高めた。クロスやシュートまで持ち込むたびにプレーを中断し、浜崎監督は「相手の展開を遅らせることを意識しよう」と呼びかけた。中盤の選手が前から圧力を加え、相手にボールを下げさせる意識を植え付けた。

午後は攻撃の組み立てを擦り合わせた。流動的な4-2-3-1の布陣で、ボランチを経由させてサイドからの崩しを狙った。

センターバックの山田は「ラインがコンパクトで選手同士が近いからこそ、意思疎通がしやすい」と昨季からの改善がなされていることをアピール。今季は守備の要として、「より一層、ボールを奪いにいく守備とゴールを守る守備を使い分けなければいけない」とレベルアップを誓った。

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