配線器具の火災増、ほこりに注意 テレワーク普及も影響か

配線火災の再現実験(NITE提供)

 製品評価技術基盤機構(NITE)は、延長コードやテーブルタップなどの配線器具による火災が増加しているとして、注意を呼びかけている。新型コロナウイルス禍以降、テレワークが普及して配線器具の使用機会も増えたことも一因とみられる。被害を防ぐためにも「ほこりをためて放置しないように」としている。

 NITEに通知のあった事故情報によると、配線器具の火災事故は2023年までの5年間で126件。22年は32件で最も多く、19年の15件から倍増した。原因で多かったのは、ほこりや水分が電源プラグの隙間などに付いたまま使用したこと。電源コードを踏んだり折り曲げたりで接触不良も多かった。

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