恵方 今年は東北東 のり巻き製造も急ピッチ 茨城・境

節分を前に急ピッチで作られる恵方巻き=境町長井戸

3日の節分に合わせ、恵方巻きの製造が急ピッチで進んでいる。節分に恵方を向いて無言で食べると幸運に恵まれるという関西地方の風習で、今年の恵方は東北東。和食レストランを運営する坂東太郎(茨城県古河市)によると、近年は県内でも需要が増えているという。

同県境町長井戸の「ばんどう太郎総本店」では2日、スタッフ6人が午前0時に予約分を作り始め、7種類の具材が入った「七福巻き」、スモークサーモンとエビが加わった「大福巻き」を計450本製造。3日には600~650本程度の販売を見込んでいる。

同店の簗嶋甲一料理長(53)は「食べた人が幸せになるよう願いを込めながら巻いた」と笑顔を見せた。

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