お宿の魅力代弁者、ゆこゆこ宿泊営業部

ゆこゆこ営業社員の出張シーンをご紹介します(画像はイメージ)## ゆこゆこ宿泊営業部の特長

ゆこゆこ営業部の一番の特長は、“実際に担当のお宿にお伺い(時には宿泊)していること”と言えます。私も以前、長野・新潟のお宿を担当し、隔月で月の半分ほどは2泊3日で出張に行く生活をしていました。

出張で何をするかと言うと、直近でお困りのことはないか(お部屋が埋まらない日がないか)、それに対してゆこゆこで何かできることはないか、宿泊情報誌『ゆこゆこ』に掲載するプランをどうするか、口コミなどについてお話させていただいています。例えばお料理を変更する場合、メインの料理はどういうもので名前をどうするのか(●●盛と言えるのか?など)、実際に試食させていただくこともありました。

打合せ自体はお電話でもできますが、実際にお宿に足を運んで初めて分かることがたくさんあります。

出張時の雑談から名企画が生まれることも(画像はイメージ)

前回の記事で、日本のお宿の一番の魅力は「おもてなし精神」だと思うと書きました。

今回、訳あって当社営業社員(以下、Nと呼びます)の出張に同行させてもらいました。お宿の「おもてなし精神」を裏でこっそり支えるゆこゆこ営業社員について、ご紹介したいと思います。

ゆこゆこ営業社員Nが出張時にやっていたこと①夕食メニューのアップデート

ゆこゆこは2カ月に一度、宿泊情報誌『ゆこゆこ』を発行し、会員の方のご自宅にお届けしています。『ゆこゆこ』にはお宿の情報がずらりと並んでいるのですが、こちらのお宿情報ページは担当の営業部社員が作成しています。

宿泊情報誌『ゆこゆこ』誌面一例

載せている情報は、お風呂がメインのもの、お料理がメインのもの・・・そのお宿さんによりさまざまなのですが、「お客様が期待している宿のイメージと手違いがないように」ということを意識して作成しています。

今回の出張では、お宿の夕食開始時間に伺わせていただき、今まで当社がご紹介していた内容から変更がないか情報のアップデートをさせていただきました。

Nはさっそく現在のメニュー一覧をプリントしたものを手にとり、ブッフェ会場の入り口から順に見ていきます。メニューそのものが変更になっている場合もあれば、食材はそのままでも産地が変わっているものも。そういったものを一つ一つメモしながら(お客様がいらっしゃる時はスマホでメニュー部分のみ撮影して)進んでいきます。デザートのコーナーにたどり着くまでに、Nのメモは手書きでいっぱいになっていました。

そしてこの場で得た最新のメニュー情報は、早速宿泊情報誌『ゆこゆこ』や「ゆこゆこネット」のお品書き情報、折込チラシなどに反映されていくのです。

お客様の立場になって気付くことがたくさんあります(画像はイメージ)

試食をさせていただけることとなり、Nがお気に入りのラーメンをいただいた時のこと。「お客様自身で作れるようになったので、何分茹でれば良いのかがわかるようにPOPがあると良いと思います」とお宿に提案していました。こういう気付きは、第三者であるゆこゆこ社員だからこそです。

ゆこゆこ営業社員Nが出張時にやっていたこと②館内の移動距離をはかる

今回Nと伺ったのは、伊豆エリアの某大型ホテル。Nはある調査を計画していました。それは「移動距離に何分かかるか時間を計る」というもの。というのも、最近お客様から「館内が広くて移動が大変だった」というお声が、口コミやコールセンターに直接届いているようです。そこで事前に「移動に●分ほど掛かります」という一言を誌面やネット上に記載したり、オペレーターが予約時にお伝えすることでお客様の期待値を調整するというのが目的でした。

まずNが行ったのは館内着への着替え。商談の時のスーツとは違って、実際にお客様と同じように館内着・スリッパになることで(やや歩きにくくなることで)、よりお客様の気持ちが分かるのではという考えからでした。

お客様のご意見が時には大きなヒントに(画像はイメージ)

客室、大浴場、食事会場と大きく3つの建物に分かれているホテルでしたが、あえて一番遠くの客室から大浴場・食事会場と歩き時間を計りました。広いホテルなのでお客様が迷いながら歩くことも考慮し、実際にかかった時間に数分足して今後はご案内することになりました。

ゆこゆこ営業社員Nが出張時にやっていたこと③宿泊レポートのお渡し

当社は全国のお宿に営業担当がついていますが、あくまでも本社は東京。出張のタイミングで各担当エリアに赴くため、出張時はお宿に宿泊させていただきます。宿泊させていただいた際にNがお渡ししているのが「宿泊レポート」。お客様の立場に立ったときに感じた、「素晴らしかった点」「改善すればもっとよくなるに違いない点」をチェックアウト後にお伝えしているのだそうです。

例えば、館内のBarがあまり目立っていないので「客室に置いてある館内案内に目立つように入れた方がよいと思う」と提案させていただいたところ、採用していただいたということもあったそうです。

ゆこゆこはお宿の魅力代弁者である

ゆこゆこのビジネスは、お宿の魅力をお客様にご紹介し、実際にお客様にご宿泊いただくことで成り立っています。これだけだと身もふたもないですが、お宿の代わりに、お宿の魅力をお客様にお伝えする代弁者なのです。

ただ誌面を作ったり、ネットやコールセンターの情報を更新するだけなら現地に行かなくともできます。だけど、ゆこゆこ社員はあえてお宿に足を運んでいるのです。

宿泊施設も、当社も願いは同じ。「お客様に喜んでいただきたい」ということ。今回はNのことをご紹介させていただきましたが、ゆこゆこ社員は方法は違っても、各々で“どうすればこのお宿に来たお客様に喜んでいただけるか”を考えています。

今回の記事をきっかけに、少しでもゆこゆこ営業社員にご興味をもっていただけたら幸いです。

寄稿者 高野亜理沙(たかの・ありさ)ゆこゆこホールディングス㈱広報/温泉ソムリエ

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