胸スカな実話映画が観たいなら!「個人投資家VS金融街の富豪」を描いた悲喜こもごも人間ドラマ『ダム・マネー ウォール街を狙え!』全国公開中

『ダム・マネー ウォール街を狙え!』© 2023, BBP Antisocial, LLC. All rights reserved.

2021年初頭、新型コロナウイルスのパンデミックの渦中だったアメリカの金融マーケットが激震した“ゲームストップ株騒動”と呼ばれる、驚くべき出来事を映画化した実録エンターテインメント『ダム・マネー ウォール街を狙え!』が、2月2日(金)より全国公開中だ。

ネットに集った庶民たちが億万長者たちに逆襲!?

本作は、ネット掲示板に集った小口の個人投資家たちがウォール街の億万長者を打ち倒す事件の驚くべき内幕と、ロックダウンで社会全体が疲弊した新型コロナ禍において夢と希望を追い求めた庶民の悲喜こもごもを、破格のサプライズとユーモア満載で描いている。

YouTubeにて公開中の本編冒頭映像は、ゲームストップ株が2021年1月に大暴騰した瞬間を実際のニュース映像を交えながら、慌てふためく大手ヘッジファンド<メルビン・キャピタル>の創業者ゲイブ・プロトキン(セス・ローゲン)の姿を映し出す。

株取引を煽った「ローリング・キティ」とは何者か

共にゲームストップ株を空売りしてひと儲けをもくろんでいた大物投資家のスティーヴ・コーエン(ヴィンセント・ドノフリオ)やケン・グリフィン(ニック・オファーマン)からの電話も鳴りやまず、巨額の損失を被ったことに動揺を隠しきれない様子。だが、株価大暴騰のニュースに驚いたのは資産家たちだけではなかった。

看護師ジェニー(アメリカ・フェラーラ)、ゲームストップ店員マルコス(アンソニー・ラモス)、大学生のハーモニー(タリア・ライダー)とリリ(マイハラ・ヘロルド)ら一般市民の姿もあり、この社会現象の背景には、赤いハチマキに猫のTシャツをまといライブ配信を行う「ローリング・キティ」(ポール・ダノ)なる一人の男がいた――。

なぜ多くの人々がローリング・キティの主張に共感したのか? そして時の人となった彼の行く手に待ち受ける、想像を絶する事態とは……。

「オンラインな物語」ならではのユニークな撮影秘話

本作では、わずかな例外を除いて、主要キャラクターの大半がオンラインでしか他のキャラクターとやりとりしないため、ユニークな撮影方法がとられたという。

制作陣は、本作を“8本の短編映画を撮影する”ことに例えており、ピート・デヴィッドソン、ニック・オファーマン、アンソニー・ラモス、そしてアメリカ・フェレーラのようなスターたちは、それぞれのスケジュールに合わせて数日間、撮影現場に来てそれぞれのキャラクターを演じることになった。

監督のクレイグ・ギレスピーは「かなり変わった撮影で、誰かが来るたびに、ごく小さな映画を作っているような感じでした。毎週、新しい経験をしているようで楽しかったです」と本作の撮影について明かしている。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』に続く、新たな“金融”実録エンターテインメント『ダム・マネー ウォール街を狙え!』は全国公開中

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