北朝鮮、「超大型弾頭」威力確認 黄海で巡航ミサイル発射実験

北朝鮮のミサイル総局が行った巡航ミサイルの発射実験。「超大型弾頭」の威力を確かめたとされる=2日、北朝鮮西方の黄海(朝鮮中央通信=共同)

 朝鮮中央通信は3日、北朝鮮のミサイル総局が2日、同国西方の黄海で巡航ミサイルと新型の対空ミサイルの発射実験を行ったと報じた。巡航ミサイルについては「超大型弾頭」の威力を確かめたとしている。いずれも発射した数や飛距離は明らかにしていない。

 今回の実験は、ミサイル総局が中心となって新型兵器の機能や技術力の向上を目的に実施したとし「周辺国の安全にいかなる影響も与えなかった」と主張した。今後も発射を続ける方針だ。

 韓国軍は2日午前、黄海上で数発の巡航ミサイルを捕捉していた。北朝鮮の巡航ミサイル発射は1月24、28、30日に続き、異例の頻度となっている。(共同)

1月30日、北朝鮮の朝鮮人民軍が黄海に向けて発射訓練を実施した戦略巡航ミサイル「ファサル(矢)2」(朝鮮中央通信=共同)

© 一般社団法人共同通信社