ジェナ・オルテガとエイミー・アダムス、カズオ・イシグロ原作の映画キャストに決定

ジェナ・オルテガとエイミー・アダムスが『クララとお日さま』映画化作のキャストに決定した。作家カズオ・イシグロによるベストセラー小説を、タイカ・ワイティティ監督が映画化するこの作品で、ジェナは若者が孤独にならないようにと設計されたロボットのクララを演じる。

謎の病を抱える聡明な少女ジョジーとエイミーが演じる母に購入されたクララが、ジョジーと彼女を愛する人たちを悲しみから救おうと奮闘する中で、人間の愛の力を見出す物語となっている。

発売直後から高評価を得て2021年のブッカー賞の候補にもなった原作を、ドラマ『マッドメン』のダーヴィ・ウォーラーが脚色、原作者であるイシグロ氏が製作総指揮を務める。

そんな注目作で主人公に抜擢されたジェナだが、嫌いな点にばかり目が行ってしまうため、スクリーンに映る自分を「見ることができない」と先日明かしていた。

ハーパーズ・バザー誌のインタビューの中、「ある特定のことに執着していたら、俳優として前進し成長し続けることができないことは分かっているの」「おそらく私みたいな職業をしている多くの人が共感してくれると思うんだけど、気に入らないテイクを撮ると、自分を責めてベッドに潜り込む」「でも最終的に私にできることは、カメラが回っているときは無防備で正直でいること。その後は前進するのみで、なるようになると思わないと」と話していた。

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