パレスチナ各派でガザ休戦案協議 ハマス、戦闘終結要求

1月、パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハで食料の配給を待つ子どもら(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍とイスラム組織ハマスとのパレスチナ自治区ガザでの戦闘で、ハマスは2日、共闘する過激派「イスラム聖戦」、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)幹部とそれぞれ休戦案を協議したと発表した。声明では「戦闘終結や軍のガザ撤退が基本だ」と改めて強調。AP通信は同日、ハマス幹部の話として「近いうちに(検討結果を)返答する」と伝えた。

 イスラエル、米国、エジプト、カタールの情報機関トップらが1月下旬、パリで休戦案を協議。6週間の戦闘休止と引き換えに、ハマス拘束下の人質を解放する内容で、イスラエルは拘束するパレスチナ人も釈放する。ただ、イスラエルは恒久停戦には応じない構え。

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