古希迎える“ブルースキング”木村充揮の写真集発表へ 写真家がクラファンで支援を呼びかけ

「憂歌団・木村充揮」の生き様が写真集に

日本を代表するブルースバンド『憂歌団』のリードボーカルでありソロアーティストとしても活躍する木村充揮さんは、「ライブこそすべて」を信条にギター1本で全国各地を回り、年間100回前後のライブを行っている。その姿を10年以上に渡って取材した写真家・森善之さんが、写真集の発表を目指しクラウドファンディングに挑戦中だ。

写真集『風天』の表紙・中身をもっと見る

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木村さんと森さんの出会いは今から20年ほど前。木村さんのデビュー30周年に制作されたアルバムのジャケット撮影を森さんが手掛けた。その後、2007年から木村さんのソロライブツアー「ひとり旅」に同行するようになる。「会場は地方のライブハウスだったり、時には車の整備工場や美容室、幼稚園の教室だったり。どの場所にも木村さんを待ち焦がれる人々がいて、木村さんはその人たちのために歌い続ける。ステージの上でも、ステージを降りても、飾らず、構えず、無邪気な人柄が本当に素敵で。唯一無二のカッコよさがある方だと思います」と森さん。

2018年のツアーまで10年以上かけて撮りためた写真には、ライブでの演奏シーンはもちろん、旅先で街を歩く様子や人々と語らう表情など、木村さんの素顔が収められている。今回企画した写真集『木村充揮ひとり旅写真集 風天』には、その中から厳選した約180点の写真を掲載する予定だ。制作費の支援を呼びかけているクラウドファンディングのリターンには木村さんのサイン入り写真集に加え、掲載写真のオリジナルプリントをサイズ違いで用意しているという。

写真集の発売予定日は、木村さんの70歳の誕生日である3月24日(日)。当日は大阪・フェスティバルホールで「木村充揮生誕70周年 古希バースデイソロライブ」も予定されており、会場でも写真集を販売したいと考えている。森さんは「世代を超えて愛される稀代のブルースマン・木村充揮の人間味あふれる魅力を存分に感じていただける一冊。1975年のデビュー以来50年近くに渡り第一線で活躍し続ける木村さんを、より多くの方に知っていただくきっかけになれば嬉しいです」と語った。支援募集は、2024年2月17日(土)午後11時まで。

※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2024年1月25日放送回、「ハッスル応援団」より

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