自動車産業発展へ飛躍誓う 日産いわき工場創立30周年式典

あいさつする平田いわき工場長

 日産自動車いわき工場の創立30周年記念式典は2日、福島県いわき市の工場内で行われ、関係者がより一層の飛躍を誓った。

 従業員や歴代工場長ら約600人が出席した。平田征志工場長、日産自動車の小幡泰彦専務執行役員があいさつし、藤城良教副市長らが祝辞を述べた。懇親会も開き節目を祝った。

 いわき工場はV型6気筒VQエンジンの専用工場として1994(平成6)年1月に生産を開始した。同エンジンは米国ワーズ社の「ワーズ10ベストエンジン」を14年連続で受賞するなど、世界的に評価を受けた。2016年にはV型6気筒VRエンジンの生産を開始。2023(令和5)年末時点で約740万台のエンジンを生産している。

 2022年にはターボエンジンの部品(L―link)加工ラインが完成。高性能なエンジンを支える部品の製造加工も担っている。

 2011年の東日本大震災で被災をしたが約2カ月後に全面復旧を宣言した。以降、地域の復興推進に寄与している。

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